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ソフィア・コッポラの「R・I・T」でも、東京のイメージとして登場する。
次に、日本のメディアにおける首都高といえば、PSのゲームソフト「Sバトル」が思い出される。
夜の高速を暴走し、そのタイムを競うゲームだ。
例えば、その続編「SバトルR」ならば、「東京環状線」、「東京湾岸線」、「大阪環状線」、「大阪湾岸線」の4コースを選ぶことができる。
軽快な音楽にあわせて、疾走感は味わえるが、残念ながら、屋外の風景は抽象化され、ほとんど具体的な建築を特定できない。
こうしたゲームなら、「DでGO!」のほうがきちんと都市の風景を描いている。
暴走ものの映像では、「Sトライアル」のシリーズが有名だろう。
例えば「Sトライアル5」では、ルーレット族さながらに、都心環状線でレースを行うが、ライバルが事故死する。
その過激さから、警視庁は暴走を助長するとしてシリーズの販売自粛を求め、関係者の家宅捜査と書類送検が行われた。
一方、Kみちはるの漫画「W岸MIDNIGHT」をもとにした映画版「W岸MIDNIGHT」は、直線のコースが多く、ハイライトのシーンは羽田からベイブリッジに向かう。
ただし、ありがちなスピード感あふれる音楽も流れず、静かに走る弔いのレースである。
また「Mガゾーン羽」は、23世紀につくられた1980年代の東京の風景という奇妙な設定のアニメ映画だが、ロボットに変形するオートバイで代々木付近の首都高を疾走しながら、敵と戦うシーンがある。
O井守の「K警察パトレイバー2」でも、首都高が効果的に使われている。
O河原孝夫監督の映画「Y」では、東京における首都高の構造をよく考えている。
誘拐の身代金の受け渡しの際、増上寺や日比谷など、受け渡し人を都内のあちこちに歩かせた挙げ句、途中からクルマで首都高にのることを犯人は携帯電話で指示する。
環状線から4号新宿線に向かわせ、幡ヶ谷ランプを過ぎたところで、非常駐車帯に現金の入ったバッグを置かせる。
高速道路であるために、警察は近づいてチェックできない。
そこは都心だとしても、周囲から切り離された陸の孤島であり、常に移動しなければならない場所だからである。
隣接するビルから監視するしかない。
その間に犯人は巧妙なトリックによって消えてしまう。
この映画は、ただ走るためや風景を眺めるために首都高を使うのではない。
首都高という特異な都市空間の性格を活用しているのだ。
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